群馬県のシルク産業 - ぐんまのシルク製品

絹は、私達・日本人に数々の大きな恵みを与えてきました。
中国で発見された、蚕繭の糸を、人間の衣食住の衣として活かす方法は「絹文化」としてアジア各地に伝来し、生活に潤いを与え、社会に拡がりをもたらしました。
一方、その恵みは、遠くシルクロードを通じてヨーロッパへ渡り、高級な交易品として広く認識され、ヨーロッパでも一部の地域で生産されるほどでした。
やがて、時が経ち、航海技術等の発達により世界の距離が縮まる新しい時代を迎えると、ヨーロッパでは、イギリスを中心に綿紡績による産業革命の大きな風が吹き、それまで絹の生産技術が伝わっていたフランスでは、その影響を受け、絹による近代産業の取り組みの萌芽が見られました。
それが、明治初期における近代国家建設中の日本を刺激し、歴史的に重要なヨーロッパ以外で最初の産業革命を担った代表例として、現在、世界遺産登録候補にもなっている「官営富岡製糸場」設立に至り、近代産業発展に大きな影響をもたらしました。
日本は、長い間、絹の生産に親しみ、生活の中で活かし、その恩恵を受けてきましたが、近代化において、再び、その絹によって、今日の産業基盤の礎をつくりあげました。
群馬県は、全国一の養蚕県であり、養蚕・製糸・絹にまつわる文化を保存し、日本全国に向け良質なシルク製品の情報発信を行っています。